[project 016 / (仮)Y医院改装計画]
写真は電球形蛍光灯(60W×3)。
診察に引き続きエステの個室についても
実際施術されるエステティシャンのかたに明るさ、
照明の色について実験、相談してきました。
以前にも書きましたが、照明の照度、
光については、数字の表記が目安にしかなりません。
エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)が
施行令の改正で適用範囲を床面積が
約300m2以上の建物にまで引き下げる見通しもあり、
ランニングコストを考慮した、イニシャルコストの確保を考え、
照明計画を全面変更することとしました。
白熱灯(E26)の生産がメーカーによっては中止されるなど
照明についても変革の時期にはありますが、
照度にたいして消費電力が低ければエネルギー消費、
環境負荷が少ないとは限りません。
昼白色の蛍光灯を用いる場合、
部屋の全体を1500ルクス程度で明るくしなければ違和感を覚えますが、
白熱灯など電球色の照明であれば局所的に用いる
照明で300ルクスでも違和感を感じないように計画することも可能です。
設備機器は増える一方で、建物一軒あたりの
消費エネルギーは毎年増え続けているのが現状です。
根源的な思考で全体の調和を図ることが必要だと考えています。
↓ (仮)Y医院改装計画 前回の業務日誌
http://gramdesign.exblog.jp/10129092/