[project 017 / (仮)Y医院第二期増築計画]
平面図も建物を地面に水平な面で切った断面図です。
建築の図面は基本的に断面図で描かれます。
レントゲン写真のようなもの。
改装の現場監理以外の時間は、
ひたすら増築の建物を切りまくっていました。
画像は建物をつくるのための特に重要な図面、
矩計図と断面詳細図です。
外壁、内壁の仕上げの中に骨格をどう抑えるか。
建物のボリューム、中の空積をどのように設定するか。
想定される寸法や形状によって、材料、その規格寸法、
割付、下地処理など方法の選択肢は違ってきます。
建築の工事は、工法、工程、材料、仕様を考えることで
やっと金額を想定して向かうことが出来ます。
協力業者さん各位の施工能力の良し悪しも勿論重要ですが、
100%は不可能にしても、設計の手間を惜しまずに仕事をすれば
予算に対して、要望を大いに反映することも難しいことではないはずです。
失敗やアフターの心配が少ないつくりかたもありますが、
材料や工法の選定によっては計画全体のコストバランスが
歪(いびつ)になってしまう場合もあるので、
必要なメンテナンスを想定して現場に掛かることも良くあります。
あくまで全体のバランスを考慮して設計を進めることが重要なのです!
↓ (仮)Y医院第二期増築計画 前回の業務日誌
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